10周年で大きくなった「大吉祥寺.pm」でコアスタッフをやりました #kichijojipm

本エントリはスマホを遠くにおいてから執筆を始めています。

7月13日は、吉祥寺.pmという勉強会の10周年ということで開催された「大吉祥寺.pm」というイベントがありました。私はコアスタッフとして携わらせていただきました。

吉祥寺.pmといえば、以前の初参加のときに参加ブログを書きまして、当時参加していたIT勉強会のなかでもかなり特殊な印象を持ち、ブログでも「カウンターを行く」なんて表現していました。

blog.kondoyuko.com

10周年の大吉祥寺.pmは、そのカウンターな存在のままそのまま大きくなり、吉祥寺の街中にまで温かさが広がっていったようなイベントだったと思います。

カンファレンススタッフと私

過去のやり取りによると、大吉祥寺.pmのスタッフに名乗り出たのは2月。ちょうどデブサミ2024の終わった頃でした。コロナ禍を経て、自分も立場が変わり技術コミュニティに足を運ぶことが少なくなってしまい、ひさしぶりになにかやりたいなぁとOOC 2024の当日スタッフに志願したのもこの頃でした。吉祥寺.pmに興味を持ったのは自分が中央線沿線在住だたからというのが最初でしたが、環境もステータスも変わり、すっかり吉祥寺在住に。せっかくなら関わりたいという思いがあるし、近くに住んでるゆえに、きっとなにか貢献できることはあるだろうという思いからでした。

振り返ると、DevRelのカンファレンスのような近い領域のカンファレンスのスタッフ経験はありますが、コミュニティのテックカンファレンスのコアスタッフは初経験。まぁ、仕事ではある意味誰よりもカンファレンスを回しているんですが、それでもコミュニティに入っていけた嬉しさがありました。

コアスタッフとしての準備

他のコアスタッフのみなさんが、プロポーザルや役割分担まわりなどカンファレンスに運営になくてはならないところを担当いただいたとすれば、私はカンファレンスに彩りを加える調味料のような部分を担当していたことが多かったかもしれません。

特にやったのは、デザイナーのゆめみさんの協力のもと、印刷物をいろいろと作りました。

ほかにも、ハッシュタグ#吉祥寺の美味しいもの」の投稿をまとめたりして、公式のランチ情報として活用されました。

kichijojipm.hatenablog.com

あとは、地の利を活かして自宅から物を搬入したりしました。撮影機材を除いては、大きめキャリー+Magnoliaさんの手搬入ですんでいるのでカンファレンスの準備としてはコンパクトかもしれません。

本番について

本番は主に受付周りを担当していて、ロビーにいることが多かったです。ロビーにいても、中の音声が聞こえて雰囲気を感じることができました。

受付がいい感じに人が足りていたので、朝一はおみくじを引いてもらう係などやっていました。にっこりしてもらえてよかったです。

吉祥寺の美味しいランチを食べてもらいたい!ということで、ランチに行く人をマッチングする係でもあったのですが、ものの10分でマッチングが完了してホッとしました。自分が参加者だったらけっこう嬉しい企画だったと思います。連休の吉祥寺、お店の混雑が心配だったのですが、あえて飲みに行った人以外はちゃんと戻ってこれている印象でした。

あと、あすみさん、すてにゃんさんの結婚祝いサプライズのお花を取りに行ったりする係をしました。渡すのを待っている間は会場内でLTを見れて嬉しかったのと、贈呈することみんさんに託すだけなのに無駄に緊張しました。

関連イベントについて

前夜祭としてP2B Hausで開催された「生存者バイアスナイト」と、懇親会終了後にスターパインズカフェで開催された「きちぴーナイトパーティー」にも参加しました。

生存者バイアスナイトについて、再現性とか広く役立ててもらおうとか考慮せず、門外不出という条件があるだけで、こんなにおもしろくなるんだなぁと思いました。

きちぴーナイトパーティーは、地の利を活かしてAM2時くらいには帰りましたが、それでも踊ったり、飲んだり、話したりと楽しかったです。DJイベントはひさしぶりで、知らない曲も多くて自分の歳を感じたのですが「いかに知らない曲でアドリブで乗るか」というプレイだと思って楽しみました。

すてきな曲が多かったので、DJ陣がセットリストを公開してありがたかったです。自分も個人活動のダンスで音源を組んだりするので、びきニキさんのDJ体験記も興味深く読みました。

sizu.me

本編から関連企画まであまりに楽しかったので、ふだんソバーキュリアス的な感じで禁酒していた私も楽しくお酒をいただきました。懇親会やきちぴーナイトパーティーでは、大吉祥寺.pmに参加していたパートナー氏とともに行動していたのですが、いろいろ私のお世話になっている人にご紹介できてよかったです。

いままでと、とこれから

すてきなイベントに携われてよかったです。私自身も、何かの縁を感じて吉祥寺.pmに引き寄せられた身ですが、たとえばスタッフの方、たとえば来場者の方、吉祥寺に近いからとか、Magnoliaさんに誘われたとかで、皆さんそれぞれになにか縁を感じて集まってきたような気がします。

そして集まってきたコアスタッフは、大規模カンファレンスに慣れている人も多い中、Magnoliaさんは個々人の持っているいろいろな知見に素直に感動しながら、「こんな場にしたい」「こんな企画をやりたい」という思いをしっかり推進していました。当日スタッフの皆さんとも、何度かZoom打ち合わせしたり、事前にオフラインで対面作業をしたりする日もあり、他のカンファレンスにくらべて密に参加いただいている印象でした。

きちぴーナイトパーティーでsongmuさんと話しているなか「(雑なカンファレンスかと思っていたが)いい意味で裏切られた。ホスピタリティもあり、みんなで作っている感じもあって、すごくよかった」といううれしい感想をもらいました。大吉祥寺.pmはどういう場だったんだろうと考えてみると、やっぱり吉祥寺.pmが大きくなったものなんだなって思います。

さて、これからについて。現在「YAPC::Hakodate 2024」のCfPの受付中であり、今回ご縁のできた人がたくさん行くと思うので、「CfP出して通ったら行かざるを得ないし、とても素敵そう!」と思いました。でも私の脳内を俯瞰して、今回は出せそうなネタもなく、見送りの予定です。以前の私なら挑戦していたかもしれませんが、管理職になって、取り組んでいることを登壇しにくくなってしまったなぁと思います。ただ、かつて夢だった「技術カンファレンスでCfPを出して登壇する」というのを、ちょっとまたやってみたくなりました(本業よりは「パートナーの会社を手伝って学んだこと」的な方向性のほうが面白い話が出せそうかな…?)。

songmuさんと「転職するにしても、一つの会社にいるとしても、変化し続けることが大事だよね」という話をしていましたが「登壇とかしづらくなっちゃったな」もまた変化だし、それでも「いつかCfPに通ってみたい」というのも変化のチャンスかもしれません。参加していたパートナー氏も「登壇を聞くことで人生経験を分けてもらっている」なんていいことを言っていましたが、カンファレンスに参加して人生を考え、変化した自分を発信して、また自分が変わったり誰かが変わったりするかもしれない。そんなカンファレンスに関われてよかったなと思いました。