3/1に、武蔵野公会堂で開催された吉祥寺.pmに参加してきました。本エントリはそのレポートです。
なぜ私がPerlの勉強会に?
私はおそらくPerlを書いたことがない*1し、エンジニアですらありません。
吉祥寺.pmに行こうと思ったきっかけは、今年1月のYAPC::Tokyo 2019でもグラレコのようなものをやっていたところ、オープニングトークで話されていたmagnoliakさん(吉祥寺.pm主催)にTwitterでリプライいただいたからです。吉祥寺で勉強会をやっているのが面白いと思い、「吉祥寺.pmに行ってみたい」と返しまして、よいタイミングでイベントが開催され、参加するに至ったのです。
いえいえとんでもないです! 雑なメモで逆に迷惑にならないかな。。とも思ったのですが喜んでいただけてよかったです😊中央線ユーザーなので吉祥寺.pmも行ってみたくなりました!
— 近藤佑子🐱技術書典6 か66 (@kondoyuko) January 28, 2019
この「カンファレンスで少し目立ったアウトプットをし、コミュニティのオーガナイザーさんとオンラインもしくはオフラインで交流し、『勉強会に行きたい』と申し出、本当に行く」というサイクルは、新しい勉強会に行く気持ちのハードルがとても下がるのでおすすめです*2。
昨今のIT勉強会のカウンターをいく勉強会
吉祥寺.pmは企業のセミナールームで開催されるわけではありません。地域センターです。
今日は吉祥寺.pmにきてます!遅くきてしまい手がきメモを先にシュッとしてしまった #kichijojipm pic.twitter.com/cW8YjHVzIl
— 近藤佑子🐱技術書典6 か66 (@kondoyuko) March 1, 2019
connpass上では無料となっていたので、会場費をどうするのかなと思っていたら、後にカンパを集めていました。
このオペレーション、なかなか衝撃的だと思いました。IT勉強会では歩留まり対策や、(特に飲食を提供する場合)有象無象が参加するのを抑制するために少額参加費を取るというノウハウが一定普及しています。
しかし、吉祥寺.pmでは、「23区外で開催」「無料」「会場は地域センター」という、昨今のIT勉強会のカウンターをいっています。magnoliakさんも「吉祥寺.pmは民度が高い」とおっしゃっていたのだけど、このようなオペレーションにすることで以下のメリットがあると思いました。
- 参加費を取ることではなく開催場所の遠さで一定の参加ハードルを上げる(申し込む時点で気合が入る)
- 無料にすることで受付しなくてすむ
- 地域センターを会場にすることでステークホルダーが少なくすむ
この吉祥寺.pmは懇親会を含めておひとりで回しているそうですが、上記の要因により、持続可能かつよい雰囲気を保っているんだなと思いました。
私がやっているTech Pubもやっていこうという気持ちになりました。
セッション
セッションの手がきメモはこちら。きっとmagnoliaさんが期待してくださってるだろうと思ったので少しプレッシャーを感じつつも、楽しくやれました。技術セッションのメモはまだまだ自信がなく、わからないところは「わからない」と書いてありますw
ただ、メモを始めたばかりのYAPC::Tokyoと比べるとだいぶ進化が見られます。
おとなりにもグラレコの方がいらっしゃって「おっ」と思っていたらいきなりすくっと立ち、LTでスケッチブックを持って紙芝居形式でトークを始めたのでびっくりしました。69歳の志村さんのRiot.jsやその他FWについての発表も、そのキャッチアップ力やアウトプット力に感銘を受けました。そーだいさんの発表は、本の宣伝かと思いきやテーマの「報恩謝徳」につなげる流れがとてもよかったです。
私のnoteはぜんぶ無料で見られるうえ、特にサポートをお願いするようなメッセージも含めてないのですが、なんと今回カンパしてくださる方がいらっしゃいました! 初めてでびっくりしました。もっと頑張ろうと思いました。ありがとうございます!
懇親会
懇親会はとても肉がうまいお店で行われました。
噂に違わずうまい肉だった #kichijojipm pic.twitter.com/nEimHEKi7V
— 近藤佑子🐱技術書典6 か66 (@kondoyuko) March 1, 2019
飲み屋さんでの開催ということで、少し参加を迷っていたのですが、magnoliaさんから声かけていただいて参加することにしました。懇親会には50人が参加し、レストランの貸切利用ということで「え、これ忘年会ですか?」「カンファレンスの打ち上げですか?」という感じでした。まわりの人とじっくり話せて、名刺交換とかはしないでTwitterでつながったりするのが、新鮮でよかったなあ。
めるさんが自分のアイコンをあしらった缶バッチを付けていらっしゃって「おっ、これはいいアイデアだ!真似させてもらおう」と自分のアイコンの缶バッチとステッカーを作って早速注文しました。
懇親会でそーだいさんから「エンジニアじゃないのに勉強会に来てどういうところが楽しいのか」という質問があり、その時はあまりいい返しができずにおりました。確かに今やっている編集やカンファレンス企画の仕事だと、他のカンファレンスに行ってセッションを聞いたり懇親会でいろんな人と話したりすることは仕事につながるけれども、吉祥寺.pmの規模になると、仕事に直結させようと思ったらたぶんもっと別な選択肢があるでしょう。でもお仕事的下心がほとんどない状態で参加して、楽しく過ごすことができました。なぜ楽しかったのかやっぱりうまい回答ができずにいますが、「面白い人に会いたい」「ITコミュニティにはどんなところがあるのか見てみたい」といったところが、私をいろんなコミュニティに足を赴かせる要因かなあと思っています(それこそギークハウスに出入りしていた学生の頃から)。あと最近は単純にグラレコが楽しい。
また吉祥寺で会いましょう
ところで、いま個人活動っで一番大変そうだなと思っているのが技術書典の書籍づくりなのですが、懇親会で向かいに座っていたため一番しゃべっていたyasumanさんに書こうと思っている技術書のことを話したところ、興味を持ってくださいました。「わからないことがあったら協力します!」とも。私は、「一冊取り置くのでまた吉祥寺で会いましょう!」と約束しました。
そんな感じで、東京の西で開催されたとある勉強会、吉祥寺.pmのレポでした。