昨日は、芝浦工業大学のデザイン工学部 3年生向けの「論文作成法」という授業で、「書くことを仕事にしている人」によるゲスト講演枠で、一コマお話させていただきました。
スライドはこちらです。
今回、この授業を担当されている先生がゲスト講師を探していて、同じ会社の id:iwakiri さん経由で私にお声がかかった、という次第です。
26歳くらいまで学生をしていたのと、学生時代にいろいろやってきたことが今に生きていると感じるので、これまでの経験や今のお仕事を紹介してきました。また、「論文作成法」の授業が、これから本格的に論文を書いていくための授業とのことで、書くことへのモチベーションを高められるような話もしてみました。
学生時代は書くことに向き合う絶好のタイミング
例えば、大学生は定期的にレポートを書く機会がある。社会人は必死で習慣化しようとしているところ、学生は習慣化の環境がすでに整っている。これで、毎回少しずついい文章を書こう、ちょっとずつ改善しようとすると、文章力はメキメキ上達しますよね。
さらに、論文を書く機会は、人生においてこれだけ一つのテーマを突き詰める機会はそうそうありません。指導してくれる先生がいて、同時期に論文を書く仲間がいて、締切があり、人生がかかっているような状況です。否応なしに頑張らざるを得ません。
そうして論文を書いた経験は、今後の人生で、論文で扱ったテーマや考えのアプローチが必ず生きてくる、とういうお話をしました。
また、「書くことで考えが整理される」こともあるなと思っていて、コロナ禍で人とコミュニケーションがしづらいからこそ自分との対話として書くこともオススメしました。これはnoteやこのブログで毎日書くことから発見し、文章術の本にも書いてあったな、と学びを得たことです。
書くことに向き合うために参照した本
今回のスライドの作成は、思い入れは強かったものの、仕上がったのは結局直前でした……。しかし、文章術の本に目を通したり、ブログをリニューアルしたり、サイトを作ったり、自分の発信についてもふりかえる、いい契機となりました。
学生にも紹介した、おすすめの本を紹介します。
- たくさんの名著のエッセンスが詰まったお得な本
- より多くの本で重要だと言われている順に述べてあり、取り入れやすい
- 書くことが苦手な人に徹底的に寄り添った本
- 具体的で効果的な手法がたくさん書かれていて、読むとnoteやSNSで発信したくなる
- 習慣化には「小さすぎて失敗のしようがない」ことを継続するのがいいことを説いた本
70分超の講演は初めてでしたが、いい経験になりました。 このような機会をいただき、ありがとうございました!